不動産屋が語る賃貸事情の裏話!
家賃の督促は日常業務
賃貸物件は世の中に沢山ありますが、賃貸契約を結び、入居・退去・更新の連絡、クレーム対応など不動産屋さんは多岐に渡る業務を行っています。その中でも管理している物件が複数あると一定の割合で必ず起こることは入居者の家賃滞納です。不思議な話ですが、必ず家賃が遅れたり、支払が滞ってしまう入居者が存在します。払えるのに払わない、本当に払えない、など入居者の事情は様々です。 払えるのに払わない、単に家賃が遅れがちな入居者に対しては粘り強く督促を続けていくしかないのですが、不動産屋さんも人間ですから、あまり楽しいことではありません。本当に払えない入居者で申し訳なく思っている場合も地道に返済方法を相談して大家さんの了承を得ながら家賃を回収していきます。一番困るのが払えるのに払わない入居者です。滞納が長期間に渡れば、裁判など合法的な方法で退去を促すしかありません。この明け渡しに関わる業務は、不動産屋さんの時間的負担のみならず、大家さんにも金銭的に負担がかかり、一番苦労するところです。
小さなトラブルから大きなトラブルまで
不動産屋さんは単純に賃貸物件の契約業務のみを行っているわけではありません。毎日色々なところから連絡が入ります。人が利用している賃貸物件ですから、朝から夜まで何かしら起こるものです。小さなトラブルとして代表的なものは入居者からのクレームです。隣人の騒音、ゴミ捨てのマナーが悪い、他の入居者のベランダの喫煙を止めて欲しい、などです。賃貸物件一棟を管理している不動産屋さんはゴミ捨て場に粗大ゴミが置きっぱなしになっていて、誰が置いていったか分からず、その処分を大家さんに相談したりしています。外部の人間なのか、入居者なのか分からず、大家さんに許可をもらって処分費用を払ってもらい、処理をしたりしています。 大きなトラブルといえばやはり火災などが発生した、入居者の書類が虚偽であったために大家さんからクレームを受け、その入居者を追い出してほしい、など見えないところで普通に生活している人には想像ができないようなトラブル処理にあたることもあります。